(Hine's 兄さん) 徒然雑記

不定期更新ですが、徒然に思うコトを書きとめてみる

習近平に喧嘩を売っている

産経新聞は2日、蔡総統への独占インタビューとして、
安全保障やサイバー攻撃などの問題について日本政府との対話を望む総統の考えを伝え、「蔡氏が日本との直接対話の意向を明言したのは初めて」と報道しています。
蔡総統は、産経新聞が単独会見の内容を掲載したことを受け、
ツイッターにて日本語で投稿、発言の要点を日本のネットユーザーに向けて
自ら発信した。


「私は産経新聞に対し、国際社会は台湾の存在をもっと重視すべき」と話しました。
「『特定の国』からの世論操作や偽情報攻撃」を問題視していると話しました。
「台湾は、日本とこの問題について話し合えるよう願っています」と記し、
中国が狙う「台湾統一」をめぐり「一国二制度」について
「両岸(中台)問題を解決する処方箋にはならないと述べました」とし、
「民主的な生活を守ることは私たちにとって譲れない一線です」
会見での発言を補足しています。
2月にも蔡総統は米CNNの独占取材に応じ、中国の武力行使をめぐる自身の見解や
台米関係などについて語っています。 


中国の圧力に対し、日本と共同して対抗して行きたいという蔡英文台湾総統の
いい分をそのまま掲載している産経さんも凄いが、祭総統は中国に、いや習近平に
喧嘩を売っている。


現在、中国では100万人を超えるウイグル人が強制収容所「再教育キャンプ」
収容され、中国共産党による洗脳教育を受けています。
ウイグル人が持つイスラム教の信仰を否定され、
共産主義を信奉するよう徹底的に指導される。
要するに、中国は国民を国家の手段とする「全体主義」で、
国民の幸福を目的とする「民主主義」の国とは明確に異なる。


これでは価値観が全く違う、世界的にリーダーシップ発揮しようとする国であるなら、
世界の人々がそれをどう感じるか、国を超えた物事の考え方についてもっと知り、
各国が中国をどのように見ているかを知らなければならいと思う。
ま、それはムリな話しで、そのようなコトがあれば、共産主義国ではいられない。


台湾は「一党独裁」の中国とは明らかに異なるし、
もうすでに、台湾自体が別の国家として成長して国として機能している。
「一国二制度」と中国がいっても、台湾はすでに独立している。


1972年に日本が中国と国交正常化を行うと同時に、台湾との国交を一方的に
破棄したことについては非常に恥ずかしいコトではないかと思う。
今も昔も、中国が世界一の大国になるなら、こことの取引を密にしておかないと、
経済的に損するのではないかという考えで、国防上の危機はアタマにない。
中国からすれば、昔にヨーロッパがかつてやったように、
近隣諸国を植民地化していきたいと思って活動しているだけのコト。


習近平が、国際社会に向けて「台湾への武力行使も辞さない」と宣言する今、
日本の政治家や財界人は「経済優先」で同じ過ちを犯すつもりなのか。
台湾からの、このメッセージをよく考えてもらいたい。