(Hine's 兄さん) 徒然雑記

不定期更新ですが、徒然に思うコトを書きとめてみる

とある面接官の質問が… - 1

とある、会社の入試時のコト・・・
面接官「世界から核兵器をなくすにはどうすればいいですか?」
「より強力な武器を作ります」←落ちた~。


というスレッドを見たのだが、
コレって、方法論を聞いてみたいのか?
それとも、本人の考えを聞いてみたいのか?
就職活動中の学生から何を引き出し、どのように採点しようとしたのか?
人事部のお偉いさんに聞いてみたい(笑)
ま、落ちたのは、これだけが理由ではない気がするが、
ネタ的な話しとしてはかな(笑)


だいたい、より強力な武器を作ったとしても、核兵器は、姿を変えてもなくならん。
しかも、「核より強力な武器」は、すでに存在する。


国連で核兵器削減又は廃絶計画が話し合われているという報道もあったが、
では何故、国連が核兵器廃絶を始めようという話しになったか・・・。
核兵器を保有すると維持費がかかり過ぎるし、古くなった核処理も面倒で、
それに環境汚染が深刻。
なので、扱いに面倒な核兵器を使わなくても、さらに恐ろしい「EMP」がある。
ってコトでしょう、または「神の杖」と呼ばれる兵器もある


「EMP」も核は使用するのだが、これまでの使い方とは全く違う。
これまでの「核爆弾・核ミサイル」は、その爆発による熱量が産む殺傷範囲に
重点が置かれていたワケで、「EMP」は如何に強力な電磁パルスを発生させるか、
というトコロが重要。


荷電粒子を急加速することで電磁エネルギーの高輝度爆発を起こすことです。
「EMPミサイル」を発射し、上空大気圏ギリギリの場所で爆発させるこにより、
電気・電子網を全て焼き尽くすことが可能です。
早い話し、飛んでる飛行機はコントロール不能、電車も同じ、墜落するとか、
脱線するとか、とにかくインフラはすべて停止することになる、
もちろんスマホも使えない。
で、その規模が、一発の「EMPミサイル」で、ほぼアメリカ全土がマヒする。
人は残るが文明は破壊されることになる、そうなれば人は生きてはいけない。
その後に来るのは、通常兵器でも脅せるというお話し。


で、「神の杖」という兵器、宇宙プラットホームに小型推進ロケットを装着した
直径30センチ、長さ6.1メートル、重さ100キロのタングステン、
チタン或いはウランの金属棒を搭載するという計画で、
衛星の誘導で地球上のすべてのターゲットを攻撃することができる。


金属棒が地上から1000キロ離れた宇宙から急降下する際のスピードは
時速1万1587キロに達し、ターゲットにぶつかる際の力は核兵器にも引けを取らない。
この新型兵器は反応が速く、命中率が高く、防御不可能なもので、大型建物群や
地下数百メートルにあるターゲットを破壊できる。(電磁波は放出しない)。


で、そうなれば「核兵器のある世界よりも、もっと怖いのは核兵器の無い世界」
ということにはならんのか?


広島・長崎に原爆が投下されて以来、70年以上も使われたことがない。
何故使われないかというと、無差別兵器だから。
いきなり、無差別攻撃は、なかなか「大義名分」が得られない、だから脅しで使う。
ただし、国連には敵国条項が、未だにあるので、日本には大義名分は必要ない。
いつでも、使用可能。


ま、当時のアメリカがどれだけクレイジーだったかがわかるのだが、
「世界から核兵器をなくすにはどうすればいいですか?」
というものを、戦争という外交手続きの延長から考えてみるとどうか。
そんな回答が、この面接官は欲しかったのかも知れない。


つづく・・・