(Hine's 兄さん) 徒然雑記

不定期更新ですが、徒然に思うコトを書きとめてみる

またもや韓国が発狂

他国の紙幣を批判するというコトで、自国の正当性というか、
ポジションを得ようとしているのかも知れないが、他国紙幣の批判で、
韓国の主張する正当性や、国としてのポジションはそんなに変わらんと思う。



以前、「伊藤博文」「福沢諭吉」の紙幣に対しても、批判していましたから、
韓国にとっては、当然、批判の対象になるのでしょう。


麻生財務相は記者会見で、渋沢栄一は「日本の経済近代化の最大の功労者」
と、話しているように、渋沢栄一は明治時代に約500の会社設立に貢献した人物です。
明治といえば、朝鮮半島が併合されていた時代であり、
朝鮮半島も日本であったという時代です。


で、その頃というのは、日清戦争後の三国干渉などで朝鮮半島への
ロシアの影響力が大きくなったり、貨幣制度の改変があったりと、ややこしい時代。
朝鮮半島も日本でありながら、日本貨幣の流通量が大幅に減った。
そこで当時の朝鮮にあった第一銀行は、大韓帝国の許可無しに
「無記名式一覧払い約束手形」を発行する。
この約束手形は、実質的な紙幣として朝鮮半島で流通し、
大韓帝国は1905年に正式な紙幣として承認せざるを得なかったという経緯がある。
で、その紙幣に、当時の頭取である「渋沢栄一」の肖像画が描かれていました。


この紙幣は、近代の韓国では初めての「紙幣」ではありますが、
「初めての紙幣が日本人の肖像画」という、現在の韓国ではある意味、
「屈辱的な歴史」と映り、条件反射のように反応するのかも知れません。
実際に、韓国の経済紙・ソウル経済は2017年のコラムで、
「不法と強権と武力により、民間銀行が国の通貨を発行した」と記載もしている。


渋沢栄一というと、学校の歴史の時間では偉人扱いされませんが、
500社もの会社の設立に貢献し、どれだけの雇用を生んだのか、
「日本の経済近代化の最大の功労者」であり「偉人」です。
新紙幣の肖像に選ばれた人物を新時代の手本とするなら、日本の企業も今一度、
渋沢栄一の「『論語と算盤』精神」に立ち返る必要があるのではないでしょうか。
渋沢栄一の偉人たる所以は「経営における道徳観」の大切さを重視していたコトです。
経済活動が円滑に行われ、会社が永続的な利益を得るためには、
「自己の利益を第一には図るべからず」という精神が不可欠であると説いています。


と、まぁ、当時の朝鮮半島の人達に、それらを理解する能力があったかどうかは
わかりませんが、とにかく、朝鮮半島における、明治のややこしい時代に、
「約束手形」を紙幣として流通させ、朝鮮半島のために経済を支えた渋沢栄一の側面は、現在の韓国では「朝鮮半島の経済利権を侵略」判断され、その人物を、
紙幣の肖像にすというのは「歴史修正主義が反映された」結果であると断じる。
朝鮮半島には紙幣さえなく、最貧困国家として認識されていた国が、
併合という形で、暮らしやすい国になったコトを否定し、豊かになったコトを
日本による「経済利権の侵略」であるという。
この現実には「歴史修正主義」という言葉を、当て嵌めないようです。