朝鮮半島には古くから「声闘(ソント) 」と云うものがあるらしい。
声の大きさで相手の言論を封じるこで、人と議論をするとき、議論の内容は関係なく、
ただ大声で早口で居丈高に話し、相手が何もいい返せなくなれば勝ち。
というしきたり、というか風習というか、そういうものがあるらしい。

なので、今回のレーダー照射に関する振舞も、そういう風習が由来かも知れん。
それらも含め、韓国政府や韓国海軍の日本に対する一連の横暴ぶりは、
彼らならではのモノであると同時に、半島情勢が変化した現われでしょう。

現状では、アメリカによる北朝鮮への軍事力行使という選択肢が排除されています。
ま、しばらくの間ですが・・・・
で、何をカン違いしたのか、韓国は日本との連携を重視する必要性がないと見た。
なので、韓国にとって、米朝衝突の可能性が極めて低いということは、
日本との友好関係は政治的にはデメリットしかないという判断。

そもそも、ムン大統領は「ガチの反日主義者」
南北統一からの「日本占領」というシナリオを夢見ている感じ。
まず北朝鮮とは、開城(ケソン)工業団地の操業を再開させ、経済交流を通じて
市場開放を進め、離散家族も会えるようにする。
「脱北者は北に送り返す」という文民統制を装って、北朝鮮の核ミサイルを
保持したまま韓国主導の統一を果たしたいという願望。
で、北朝鮮と「核ミサイルは日本にだけ使って、アメリカと韓国には使わない」
という話しが内々で決まっているという噂もある。

現在のところ、アメリカが北朝鮮に直接関与することによって、
北朝問題のイニシアチブをとれない韓国ですが、日本を北朝鮮外交から
実質的に外すことには成功しているようにみえます。
主導権を取れないといっても、そっちの方が韓国には好都合、
アメリカの陰に隠れていくらでも北朝鮮とはコソコソできる。
なので、韓国は何の遠慮もなく日本を挑発するコトが可能。
日本をどれほど侮辱したところで、日本側は「遺憾の意を示す」だけの存在。
北朝鮮情勢に対して何ら影響を及ぼす具体的な手だても持たない。

たとえ日韓関係がそれらの影響で悪化したとしても、
日本はトランプ政権に追随するだけでアメリカの北朝鮮外交を阻害しない。
なので、米韓同盟の手前、日韓関係を決定的に破壊するような制裁行為にまで、
踏み出さないと思っている。
というか、日本が日本側の主張の正しさを国際的に示したところで、
安全保障環境に影響を及ぼすコトができない国は大したことはない。
逆に最貧国であろうが、安全保障環境に影響を及ぼすコトとが出来れば、
国民はどうあれ、北朝鮮のようなビジネスモデルも出来上がる。

その結果、プーチン大統領に「日本に主権があるのかわからない」と
いわせてしまう。
自分達を攻撃できる能力がない国の話を真剣に聞く国などない。
北朝鮮が拉致被害者を返さないのも日本がそういう国だから。

いずれにせよ、韓国の挑発は増え、北朝鮮化は進む。