(Hine's 兄さん) 徒然雑記

不定期更新ですが、徒然に思うコトを書きとめてみる

国境の壁はアメリカの話しだけではない

1月25日(米国時間)、閉鎖されていた一部政府機関の再開を
トランプ大統領がホワイトハウスで発表しました。


閉鎖解除するというコトは、大統領と議会が一時的な暫定予算で合意した。
という意味ですが、例のメキシコ国境の壁については計上されていないようです。
随分と混乱も招いていましたが、結局、21日間という暫定期間中に、
国境の安全保障について超党派で合意できるようにすると云うコトが決定したようです。
なので、それが壁なのか、なんなんかは、まだわかりませんが、
とにかく、不法移民について、なんらかの具体的な対応をしなくては
ならなくなりました。


そして、この閉鎖中に、何が問題なのかが浮き彫りにされています。
不法移民の中には、外国人犯罪者・犯罪組織の大量移入など、アメリカの想定を
遥かに超えた非合法な外国人が入り込み、国境を守り切れていないというコト。
人身売買組織や麻薬密売業者などを現在のシステムでは止めるコトが出来ない。


たとえ、逮捕しても、人数が多すぎて、裁判を始めるまで勾留させる場所もなく、
捕まえて開放するというコトが日常的に起きています。
要するに、犯罪者を国内で野放しにさぜるを得ない状況下が現実だというコトです。


国境を警備する、壁を作る、そのような問題だけでは済まなくなっています。
当然、彼ら犯罪者が、民主党にしろ、共和党にしろ、その議員達の選挙区に
または、その州へ、開放され、侵入することになる。
国境の壁に反対していた議員達も、さすがにそれで良いとは思っていない。


結局のところ、誰もが問題視している案件に対して、結論をださない。
今、国境の壁に反対している議員達も以前は、この逮捕・開放という
キャッチアンドリリースの現状にに対し、壁を作るコトには賛成してきた。
それが問題であるというコト、すでに何年も前から議論されていたにも関わらず、
進展がないために犯罪者・組織の多くがアメリカへ入り込んでいる。
それら犯罪を止めるコトに反対する余地はなく、暫定期間中に結論を出す。


とまぁ、ホワイトハウスより発表された内容はこんな感じでしたが、
これは、なにもアメリカの問題だけではなく、近い将来の日本にも
いえることです。
規模はアメリカとは比較になりませんが、確実に非合法で日本に入り、
犯罪を犯しているのは事実です。
移民の全てがそうだという話しではなく、アメリカのように
犯罪を招き入れるコトができるシステムになってしまっているということです。


アメリカの場合、議会で決着がつかない場合は国家非常事態宣言で、
これらを阻止できますが、日本の場合はどうなるのでしょう。