(Hine's 兄さん) 徒然雑記

不定期更新ですが、徒然に思うコトを書きとめてみる

なにを怯える?

能登半島沖の日本海で、先週20日木曜日の午後3時頃、
韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP‐1哨戒機に「火器管制レーダーを照射」
した問題で、日本政府が韓国政府に強く抗議しているらしい。


レーダーでロックオンとか、照準を合わせた状態にするのは
武器使用に移る行為とみなされ、米軍であれば敵対行為というコトで、
攻撃に踏み切る異常事態。


で、韓国海軍の関係者はこの行動について、遭難した漁船、
しかも北朝鮮の漁船を探すために駆逐艦が持つ全てのレーダーを使った。
その瞬間に哨戒機がレーダーの範囲内に入ってきたと説明しているのだが、
そんなコトはあり得ない。
レーダー照射は約5分間続き、自衛隊機は退避行動をとり、
無線で艦艇側に照射の意図を問い合わせたが、応答はなかったという。


ちなみにかつて、かつて米英がイラクの飛行禁止区域を設定していた時代
(サッダーム・フセイン時代の末期)、米英が空爆をする根拠は(米英軍の)
監視飛行に対する(イラク側からの)レーダー照射への対抗措置でした。
それくらい重要なコトなのですが、韓国も中国の真似がしたかったのか?


ま、日本での「火器管制レーダー照射」という行為が、自衛権発動との関係で
どう位置付けられているか、歴代防衛大臣によって認識も異なるし、
「火器管制レーダー照射」に対するポジションが固まっていないコトは事実です。
だから、こんなコトになるワケ、だれも責任を取りたくないので、
"ハッキリとさせない"のが、政治家の日本人政治家らしいところ。


なので23日、韓国の聯合ニュースなんかでは、
「日本の哨戒機を威嚇する行為はなかった」とする韓国軍関係者の話を伝え、
韓国海軍の駆逐艦は当時、日本海で北朝鮮の遭難漁船を捜索するため
火器管制レーダーを使用していたものの、対空ではなく対艦モードであった。
軍関係者は、海上自衛隊のP1哨戒機が駆逐艦に急接近してきたため
撮影用の光学カメラと追跡レーダーも使用したが、
「哨戒機に向かってビームは発射していない」とも語った、という報道。


とにかく極めて危険な行為で、日本側が「正当防衛」と判断して、
韓国の艦艇を沈めてもおかしくない状況ですが、そんなコトをしないのは承知の上。
現時点で、レーダー照射が誰の判断で行われたのかは不明ですが、
韓国国内の状況とリンクしている可能性があるかもしれません。
もしかすると、役に立たなくなった北朝鮮の代りに、韓国を利用しようと
中国が動いている可能性もあります。


文在寅大統領の支持率で、政権発足以来、
初めて「不支持」「支持」を上回りました。
不支持の主な理由は、経済や国民生活の問題解決への不満のほか、
雇用問題や生活苦等など・・・・。


歴史的に韓国は、国内政治がうまくいかない時、外に敵をつくり、
国民の不満のガス抜きをする傾向がありますが、
そのガス抜きに利用される国は、主に日本で、利用する国が中韓です。
今回のレーダー照射の「犯人」は分かりませんが、
日本政府は「火器管制レーダー照射」された場合には
誤操作であろうが、捜索中であろうが、即座に反撃すると云うべきです。


戦後73年も経った今でも近隣諸国から「日本人の歴史的認識は間違っている」
と説教される。
世界中で、どこの国がこんな侮辱的なことをいわれる?日本だけでしょ。
首相や大臣は一語失言すれば、国内はもちろんのこと、海外からも非難を受ける。
だから、なんでもハッキリさせない習慣が身についたのか?
1億3000万人の日本国民が毎日謝らなければ、許してもらえないかのか?


「日本人の誇りを持とう」と誰かが鼓舞しても、
何に対して誇りを持つのかもわからない人が大勢いる。
「日本人の誇り」というと「軍国主義」を復活させようとしているとか、
「極右」であるとか、疑われる。
この怯えきった心理を作り上げているのは、いったい何?
もしかして70年以上も続いている陰湿な「平和教育」といわれる
気付かない洗脳ではないのか?